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エピペン注射の手技の現況として

2019.11.29

投稿者
クミタス

エピペンについて
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/1410
にて、注射不安、注射不安を抱く理由について主に掲載しておりますが、今回は、手技の観点でお送りします。

エピペンを処方されている食物アレルギー児本人16人、児の母親44人、父親18人を対象に、エピペンの処方更新時にエピペンの手技、練習状況の確認をおこなったところ
1.キャップを外す
2.握り方が正しい
3.上下の向きが正しい
4.反対の手で太ももを抑える
5.振り下ろさず使用できる
6.投与部位が正しい
7.投与角度が90度
8.しっかり押し込むことができる
9.押し込んだまま3~5秒待つ
10.救急車を呼ぶ
の10項目をすべてできた群は13人、不適当な項目があるが投与ができた投与可能群は36人、手技不足で投与できないでいる投与不可能群は29人となり、4割弱において投与が難しいレベルの手技であったとの結果も見られています。

上記においては、前回処方時以降、自宅で練習をしていなかったのは19人と24%を占めていますが、練習をすることで注射不安が軽減することもあります。エピペンを使用しなくても良い状態が保てられていることは幸いなことではありますが、アナフィラキシーなど投与が必要になった際に、ためらいや再確認などにより投与タイミングが遅くならないためにも、定期的な確認や練習ができることが望ましいでしょう。


出典・参照:アドレナリン自己注射投与手技の習得率の患者調査

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