キャベツはブロッコリー、カリフラワー、ラディッシュ、カブ、ハクサイ、クレソン、ケール、コマツナ、チンゲンサイ、ナバナ、タカナ、ミズナ、コールラビ、タアサイ、マスタードなどと同じくアブラナ科植物になります。
アブラナ科植物においては含まれる辛味物資のイソチオシアネート類に反応することがありますが、
イソチオシアネートによる反応～大根、辛子、わさび、マスタードの辛味物質など
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アレルゲンによりシラカンバ花粉Bet v 2との交差反応を示すことがあり、マスタードのアレルゲンであるSin a 4（プロフィリン）は、シラカンバ花粉Bet v 2との相同性が76％ともみられています。

キャベツの主要アレルゲンは以下などが挙げられます。
・Bra o 3 （LTP）

レタスを摂食し、紫外線で増悪し、光線過敏症として日光に露出している肌部分に皮膚症状を生じることがありますが、キャベツによる反応として、他に光線過敏症も挙げられ、紫外線B波（UVB）に過敏を示した慢性光線過敏型皮膚炎が、キャベツの摂取を中止することにより治癒した例もみられています。
キャベツに含まれるメチルメチオニンスルホニウムクロリド（MMSC）はビタミンU（通称キャベジン）とも呼ばれますが、発疹等の過敏症の原因物質となる可能性も示唆されています。
キャベツによるアレルギー報告例は多くはありませんが、今後も追加掲載していきたいと思います。

出典・参照：キャベツにより生じた慢性光線過敏型皮膚炎の1例
Higashi, N. & Kume, A. & Taniguchi, T. & Miyamoto, T. & Ogihara, S. & Higami, K.. (2001). A case of chronic actinic dermatitis due to cabbage (Brassica oleracea var capitata). 43. 153-156. 

日光と皮膚疾患③ 光アレルギー性の光線過敏症
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