毛髪にはほこりなど微粒子が付着していることがあり、屋外、屋内にて以下などの物質が存在していることがあります。
・花粉アレルゲン
・ダニアレルゲン
・動物アレルゲン（糞由来、皮屑、動物の唾液が付着した毛）
・衣類アレルゲン（ウール、綿など）
・タバコの煙（揮発性化合物（アクロレイン、ホルムアルデヒド）、多芳香環炭化水素物など）
・PM2.5
・揮発性有機化合物（VOC）～ホルムアルデヒド、トルエン、キシレン、エチルベンゼンなど。シックハウス症候群の原因物質の1つ
・準揮発性有機化合物（SVOC）～フタル酸エステル類、ポリ塩化ビフェニル、ポリ臭素化ビフェニル、DDT、クロルデンなど
・食物アレルゲン（食物屑、蒸気）
・汗アレルゲン　など

単位面積当たりのスギアレルゲン量を比較したところ、毛髪への付着量はウール、綿、ポリエステルの衣類への付着量よりも多いとの調査結果も見られています。ダニを外出先から持ち帰ってしまうことも少なくなく、外出先のソファーやイス、カーペット、じゅうたん経由で付着することもあります。
カバンの隅にホコリや塵が溜まり、ダニが生息しやすい環境になっている場合がありますので、衣類以外にも毛髪やカバンなども含め、対策ができるのが望ましいでしょう。

大気汚染による児への影響可能性（一例）
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/2452
準揮発性有機化合物（SVOC）について
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/2498

出典・参照：毛髪へのほこり・花粉等の微粒子汚れの付着しやすさとその制御技術の研究