Pru p 7 (peamaclein。GRP(Gibberellin-Regulated Protain))は、桃のアレルゲンの1つで加熱や消化に強く、皮よりも果肉に多く含まれ、全身症状を引き起こし得ると考えられているアレルゲンですが、
桃アレルギーについて
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/1504
バラ科果物の食物依存性運動誘発性アナフィラキシーにおいて、Pru p7 に感作している場合があり、また加熱した果物の皮膚プリックテストが診断上有用となる可能性が示唆されています。
11歳男児。リンゴ摂取後の運動時に顔面浮腫、呼吸困難、発疹を反復。リンゴsIgE 陰性、バラ科果物(加熱含む)の皮膚プリックテストは陽性、モモの食物運動負荷試験陰性、Pru p1 は0.492 UA/ml、Pru p3、Pru p4 陰性、Pru p7 は30.4 UA/mLであった。
15歳女児。モモやオレンジ摂取後の運動時に呼吸困難、咽頭違和感、発疹を認め、バラ科果物と柑橘類の粗抗原陽性。Pru p1 は19.2 UA/ml、Pru p3 陰性、Pru p4は1.10 UA/ml、Pru p7 は2.60 UA/mL であった。
12歳女児。バラ科果物と柑橘類摂取後の運動で眼瞼腫脹や呼吸困難を反復。バラ科果物と柑橘類の粗抗原陰性。バラ科果物(加熱含む)の皮膚プリックテストは陽性、モモの食物運動負荷試験陽性、Pru p1、Pru p3、Pru p4 陰性、Pru p7 は1.80 UA/mL であった。
桃のGRP(Gibberellin-Regulated Protain)であるPru p 7 はヒノキ科花粉由来のGRP との交差抗原性が報告されており、桃、リンゴアレルギーにおいてGRP、PR-10(バラ科の果物により発症する、口腔での症状を中心とした口腔アレルギー症候群(OAS)への関与が考えられています)の特異的IgE抗体値測定の有用性を示唆する意見もありますが、食物間のアレルギーについて今後もアップデートしていきたいと思います。
出典・参照:守矢晶子 只木弘美 早野聡子 村田宗紀 小堀大河 江原貴子 吉原重美 横浜市立みなと赤十字病院 国立病院機構横浜医療センター 大和市立病院小児科 青秀会グレイス病院 小田原市立病院 獨協医科大学病院 Pru p7 に感作を認めたバラ科果物および柑橘類による食物依存性運動誘発アナフィラキシーの3 症例
桃によるアレルギー②
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4285
果実、野菜に含まれるアレルゲンの1つであるGRPの特徴
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/3107
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