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消毒剤による反応

2022.06.10

投稿者
クミタス

消毒剤には以下などがあり
・アルコール系
エタノール、イソプロパノール、エタノール・イソプロパノール配合製剤
・ヨウ素系
ポビドンヨード、ヨードチンキ
・ビグアナイド系
クロルヘキシジングルコン酸塩
・塩素系
次亜塩素酸ナトリウム
・アルデヒド系
グルタラール、フタラール、ホルマリン
・フェノール系
フェノール、クレゾール石ケン液
・第四級アンモニウム塩系
ベンザルコニウム塩化物、ベンゼトニウム塩化物
・両性界面活性剤系
アルキルジアミノエチルグリシン塩酸塩
・酸化剤系
過酢酸、オキシドール
・色素系
アクリノール水和物

クロルヘキシジングルコン酸塩は、オロナインH軟膏の有効成分であるなど、馴染みのある皮膚軟膏剤中に含有されていることがありますが、クロルヘキシジン消毒によるアナフィラキシーの報告は複数見られています。
クロルヘキシジングルコン酸塩によるアナフィラキシー
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/1912
エタノールにおいては、接触した皮膚においてアレルギー性皮膚炎、刺激性接触皮膚炎を生じる場合があり、またアルコール不耐症の方での皮疹の出現、血圧低下などのアナフィラキシー様症状が出現する可能性があります。
ポビドンヨードにより皮膚症状が出現することがありますが、ポピドンヨードなどの消毒剤は、乾燥させない状態で長時間閉鎖貼付をすると、刺激性接触皮膚炎を引き起こしやすくなる面があります。
市販消毒薬の複数成分による接触皮膚炎の報告例もありますが、他成分含め消毒剤と症状出現、交差反応可能性について別途掲載したいと思います。
消毒液使用下での留意・注意
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4034

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