アナフィラキシーを増悪する因子例については以下でも掲載しておりますが
アナフィラキシーの兆候・初期症状、増悪因子
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/3516
皮膚に炎症があると食物アレルギーの症状が増悪する可能性があり、
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/2611
アトピー性皮膚炎の湿疹がある状態では、食物による皮膚の痒みや赤みが現れやすくなったり、皮膚炎症状を悪化させておくと、食物アレルギー症状が増悪する可能性もあります。
他にも、
・喘息症状がある状態では、原因食物の摂取により喘息症状が悪化
・下痢をしている状態では、それまで症状が現れなかった低摂取量で症状誘発
・花粉症の症状がある状態、風邪をひいている、疲労蓄積下、生理前、体調が悪い状態で、普段食べられている食物に症状出現する可能性
があるとの示唆も見られています。

運動、食後の入浴や疲労、非ステロイド性抗炎症薬などにより、アレルゲンの吸収が促進され発症に関与すると考えられる食物依存性運動誘発アナフィラキシーの発症に影響する要因については、以下でも掲載をしております。よろしければご参照ください。
食物依存性運動誘発アナフィラキシーが起こる要因
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/765

出典・参照：食物アレルギーハンドブック2018