Author クミタスさん
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読み物
2022.08.03
夏、夏を含む春〜秋にかけては、紫外線や汗が関与して、また虫の活動が活発になり刺咬により皮膚症状が生じることがあり、発症がみられる皮膚症状としては以下などが挙げられます(一例)。
・日焼けによる皮膚炎
・日焼け止め剤による皮膚炎
→日焼け止め剤による光接触皮膚炎
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4449
・光線過敏型薬疹
薬剤の内服または注射後に露光部にかゆみを伴う紅斑と丘疹が出現します。
・光接触皮膚炎
貼り薬や塗り薬などを使用した部位に日光が当たり、その部位に紅斑や浮腫などの症状が出現します。
・蚊刺過敏症(蚊アレルギー)
→蚊に刺された後で
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4425
・蜂刺傷による反応
→ハチ刺傷~土中の巣
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4279
・ムカデ咬傷による反応
→ムカデ咬傷によるアレルギー
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/3232
・オオハリアリに刺され症状出現
→アリ刺傷によりアレルギー反応をおこすケースとは
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/1537
・アオバアリガタハネカクシ、エゾアリガタハネカクシ、クロバネアリガタハネカクシの体液に接触し症状出現
→アオバアリガタハネカクシによる皮膚炎
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4402
・毒蛾皮膚炎(毛虫皮膚炎)
夏以外にも毒針毛との接触機会がありますが、チャドクガ、モンシロドクガなどの毛虫の毒針毛が人の皮膚に接触すると炎症をおこし小水疱、丘疹などが出現することがあります。
・トコジラミ刺症
トコジラミは気温25度、湿度60%以上の環境を好みます。吸血の際に皮膚に注入される唾液腺物質に対し感作が成立し、吸血の1~2日後に痒みを伴う紅斑や丘疹が現れるようになることがあります。
・ネコノミ吸血による反応
ノミは気温20~30度前後、湿度70%以上の環境を好み、ヒトにおけるノミによる吸血においてはネコノミによるケースが多い傾向です。室内で繁殖すると上肢や体幹部までの紅斑、水疱に及ぶことがあります。
・ブヨ(ブユ、ブト)吸血による反応
春~初夏の日没前後と日の出前後の時間帯に活発になり、蚊よりも腫れが強く中心に赤い出血点が見え、メスの成虫が吸血する際に注入する唾液腺物質に対するアレルギー反応である場合があります。
・アブ(アカウシアブ、シロフアブ、イヨシロアブ、キンイロアブ、ゴマフアブなど)による反応
一部の種類のメスの成虫のアブはヒトを吸血し、吸血する際に注入する唾液腺物質に対するアレルギー反応である場合があります。刺された瞬間に激痛を伴い、刺咬部は発赤、腫脹、中心部に出血斑、その後かゆみを伴う紅斑が生じることがあります。
・ヌカカによる反応
蚊に刺咬される場合と異なり、直後の痒みは比較的穏やかでも1日~3日後に激しい痒みと腫れが起こり完治までに1週間ほどかかり、成虫が吸血する際に注入する唾液腺物質へのアレルギー反応である場合があります。
・マダニによる反応
マダニに刺されてから発症することのある日本紅斑熱やライム病などにおいては皮膚症状がみられることがあり、患者さんは媒介ダニの活動が活発化する4月~10月、特に9月、10月に多い傾向があります。
・セアカゴケグモ咬症
咬まれた部位の皮膚に紅斑が生じない場合もあり、全身性の症状出現が主となることもあります。
・殺虫剤、虫除け剤中成分に反応
→家庭用殺虫剤による反応
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/3676
・伝染性膿痂疹(とびひ)
擦り傷や虫刺され、あせも、湿疹などの皮膚にできた傷から、ブドウ球菌や溶血性連鎖球菌などが入り込み、感染することで発症するとみられています。
汗中の成分に反応する場合において、かいた後の汗は、そのままにしておくと皮膚から浸透し、痒みなどの症状を誘起することがあります。シャワーを浴びるなどで、汗の残留を早めに抑えられるのが望ましいでしょう。
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