ニンジンは、パセリ、セロリ、アシタバ、ミツバ、フェンネル、コリアンダー、チャービル、ディル、ディルシード、キャラウェイ、クミン、アニスと同じくセリ科に分類されています。
■ニンジンのアレルゲン
ニンジン(Daucus carota )のアレルゲンとしては、以下などが考えられています。
・Dau c 1
PR-10(Bet v 1ホモログ。Bet v 1は、カバノキ科植物花粉の主要アレルゲンの1つで、PFAS(花粉―食物アレルギー症候群)の発症に関与すると考えられています)。
16 kDa
・Dau c 4
プロフィリン 14 kDa
ニンジン、セロリ、クミン、コリアンダー、フェンネルなどのプロフィリンは、キク科のヨモギ花粉との交差反応性があると見られています。
・Dau c 5
33 kDa
■ニンジンによるアレルギー例
ニンジンによるアレルギー症状例としては、口腔アレルギー症候群、蕁麻疹、呼吸困難、胃腸症状、浮腫、接触性蕁麻疹などもみられており、以下報告例もあります。
・生のニンジンと調理したニンジンの両方を摂取した後に食物依存性運動誘発性アナフィラキシー(FDEIA)を生じた例
8 歳男児。調理したニンジンを含む昼食を食べた後、遊んでいるときにアナフィラキシー反応を発症。ニンジン特異的Ig E抗体価は 0.19 UA/mL、生ニンジンのプリックテストは陽性だった(膨疹直径:4mm)。また、生のニンジンを摂取した後の運動誘発試験後に蕁麻疹を発症した(出典・参照:Nami Hirai, Mika Ogata, Jun Kido, Masashi Nakamura, Nayu Sato, Nobue Takamatsu, Naoshi Shimojo, Yuji Aoki, Kayoko Matsunaga, Tomoyuki Mizukami Food-Dependent Exercise-Induced Anaphylaxis Caused by Carrots: A Case Report)
ニンジンによるアレルギーにおいては、生のみならず加熱したニンジンでの症状出現可能性があり、全身性の症状が出現を生じることがあります。他のセリ科植物でのアレルギーについては、以下もご参照ください。
セロリによるアレルギー
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/3186
フェンネルのアレルゲン
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4634
コリアンダー(パクチー)によるアレルギー
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4636
パセリによる反応
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/1762
今後もアレルゲン、アレルギー例について追記していきたいと思います。
ギンビス たべっ子BABY 63g
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michi_41
かわいくておいしいので子…