貝類においては、ホタテ、アサリによる食物蛋白誘発胃腸炎(FPIES)のケースについて以下で掲載しておりますが、
ホタテによる食物蛋白誘発胃腸炎(FPIES)
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4286
貝アレルギー、食物蛋白誘発胃腸炎(FPIES)の例
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/2823
今回はハマグリによる食物蛋白誘発胃腸炎(FPIES)の報告について掲載します。
13歳女子。6歳時に、給食摂取3〜4時間後に複数回嘔吐する経験を繰り返していた。嘔吐以外の症状はなく、翌日に症状は消失した。
嘔吐した日の給食にハマグリが含まれており、給食からハマグリを除去すると、嘔吐は消失した。確定診断のための食物経口負荷試験は希望されず、実施しなかった。
6年間の除去の後、12歳時にハマグリ1個(食品重量3.4g)を負荷食品とした単回摂取の食物経口負荷試験を実施したところ、摂取190分後に嘔吐、顔色不良、全身状態不良を認めたことから、輸液と制吐剤が投与され300分後に症状の消失と全身状態の改善が確認され、FPIESの診断基準大項目と小項目3項目を満たし、ハマグリによる食物蛋白誘発胃腸炎(FPIES)と診断された(出典・参照:ハマグリによるFood protein-induced enterocolitis syndrome(FPIES)が遷延している13歳女子例)。
食物蛋白誘発胃腸炎(FPIES)に関しては以下でも掲載しております。よろしければ、併せてご覧ください。
食物蛋白誘発胃腸炎(FPIES)における継続摂取の影響可能性
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4576
感染性胃腸炎と食物蛋白誘発胃腸炎(FPIES)
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4418
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