マカデミアナッツアレルギーに関しては以下にも掲載しておりますが
マカデミアナッツと症状
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4668　
マカデミアナッツによるアレルギー
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/2953　
今回はマカダミアナッツでの食物経口負荷試験の状況例を掲載します。

2013年1月〜2024年6月に当院で実施したマカダミアナッツ食物経口負荷試験（負荷目標量1g・10g）を対象とし、診療録から食物経口負荷試験結果と患者背景、マカダミアナッツでの皮膚プリックテスト（SPT）の関係などを後方視的に検討した結果、対象は66件、負荷目標量は1g　33件、10g　33件で、食物経口負荷試験陽性は1gが27%、10gが12%で、陽性者のうちアナフィラキシー誘発率は1gが52%、10gが3%であった。単変量解析ではマカダミアナッツの即時歴の有無およびマカダミアナッツでの皮膚プリックテストで生じた膨疹径が、食物経口負荷試験陽性と関連した（出典・参照：國上千紘, 今井孝成, 山下恒聖, 大川恵, 髙木俊敬, 本多愛子, 岡田祐樹, 神谷太郎　マカダミアナッツ食物経口負荷試験の臨床的特徴に関する検討）。

ナッツでの食物経口負荷試験での状況例については、以下にも掲載しております。よろしければご覧ください。
ヘーゼルナッツの食物経口負荷試験
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/3804
複数種のナッツの食物経口負荷試験による不要な除去の解除
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/3495