Author クミタスさん
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読み物
2025.07.14
サンスクリーン製品の含有成分による接触皮膚炎や光線過敏症などについては、以下にも掲載しておりますが、
サンスクリーン製品の含有成分による反応
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/3130
今回は、サンスクリーン製品の含有成分の1つポリシリコーン-15 による接触皮膚炎のケースを追記します。
63歳女性。頰を中心に顔に紅斑を自覚し、ステロイド外用にて軽快するも再燃を繰り返し、ステロイドを外用するも悪化傾向となった。前医にて酒酸の診断となり、メトロニダゾールを外用、ミノサイクリンを内服するも改善に乏しく、精査目的に当科を紹介され受診となった。顔面全体に瘙痒を伴う浸潤を触れる紅斑が広がっていた。とくに両頬, フェイスラインに沿って強い浸潤を伴う紅斑を認めた。
初診時に考えた疾患 脂漏性皮膚炎、光線過敏性皮膚炎、接触皮膚炎
左頬の浸潤の強い紅斑から皮膚生検を施行。表皮はやや萎縮し、細胞間浮腫が目立つ。液状変性もみられていた. 真皮浅層から中層にかけてと毛包周囲を中心にリンパ球を主体とした炎症細胞浸潤を認めた。
鑑別診断
脂漏性皮膚炎 : 皮疹の分布範囲が初期のころから頬を中心に広がっており, 脂漏部位ではないため,否定的と考えた。
光線過敏性皮膚炎 : 顔面に限局した紅斑であり否定はできないが、耳部,、頸部、手背など他の露光部位には皮疹を認めず、接触皮膚炎の可能性を否定する必要性があった.(出典・参照:サンスクリーン剤に含まれたポリシリコーン-15 による接触皮膚炎)。
ポリシリコーン-15は高分子構造で安全性は高いものの、皮膚表面へより長くとどまりやすい性質がある、との示唆もあります。
日焼け止め剤による光接触皮膚炎
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4449
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