周術期とは手術の前・最中・後をすべて含めた期間を指します。周術期は使用薬剤の種類が多くなる傾向がありますが、アナフィラキシーを呈した場合における、どの薬剤が原因かの特定に関しての報告を掲載します。
62歳女性、33歳男性とも周術期に複数の薬剤を使用後、全身の紅斑潮紅と血圧低下を呈し、アナフィラキシーショックと診断された。原因薬剤の特定を目的に、周術期に使用した薬剤のうちアナフィラキシーの原因として頻度の高い薬剤の好塩基球活性化試験 (BAT) および周術期に使用した薬剤のプリックテストを実施した。2症例ともセフェム系抗菌剤の好塩基球活性化試験 (BAT)が陰性であったものの、プリックテストで陽性を示し、最終的にセフェム系抗菌薬によるアナフィラキシーと診断された。本邦の周術期アナフィラキシーの原因薬剤は、スガマデクスナトリウム、ロクロニウム臭化物、抗菌薬の頻度が多く、自験例も抗菌薬が原因薬剤であった。 周術期は使用薬剤が多いため原因薬剤の特定を行うことが望ましく、より安全性の高いin vitroの検査法が求められている好塩基球活性化試験 (BAT)は安全に施行でき、被疑薬の特定に有用とされるが、ベータラクタム系抗菌薬では特異度は高いものの感度は低いという報告もある。より正確な診断には、皮膚テストの併用を考慮すべきであると考えられた(出典・参照:浅井知佳 高村直子 大塚日向子 杉浦暖人 井上舞 田中理子 渡邉裕子 山口由衣 横浜市立大学皮膚科 皮膚テストで診断し得たセフェム系抗菌薬による周術期アナフィラキシーの2症例)。
好塩基球活性化試験 (BAT):特異的IgE検査とは異なる血液検査で、単にIgE抗体の存在量を測定するのではなく、好塩基球がアレルゲン刺激に応答して活性化するかどうかを指標として、機能的な反応性を評価し得る点に特徴があるとされています。そのため、特異的IgEが陽性であっても臨床症状を伴わない感作のみの状態と、実際に症状を引き起こす真のアレルギーとを区別するうえで、有用である可能性が示唆されています。また、食物や薬剤などに対する反応性について、好塩基球の活性化を指標とすることで、実際の体内反応に比較的近い形で評価できる機能的検査であるとも考えられています。
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