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ギンナンによる接触皮膚炎とパッチテスト

2026.08.24

投稿者
クミタス

イチョウ、ギンナンによる症状出現については以下に掲載しておりますが、
イチョウ種子・葉による皮膚症状、ぎんなんによる中毒について
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/1734
今回はパッチテストの観点で掲載します。
 
81歳男性。10月にギンナン拾いをし翌日からギンナンによる接触皮膚炎症候群を発症した。初診時、顔面は腫脹・発赤し、体幹、上下肢、陰部に多発する浮腫性紅斑~浸潤性紅斑を認めた。いちょう葉とギンナンを用いてパッチテスト用の自家製剤を作製した。自家製剤での至適濃度・基剤は、いちょう葉ではas isまたは10% pet.,ギンナンでは10% pet. または1% pet. と考えられ,ギンナンの基剤を比較すると、pet. はaq. より強い反応を示した。発売中止になった「いちょう葉10% pet.」が入手できなくても,ギンナンやいちょう葉より自家製剤を作ってパッチテストをすることでギンナン皮膚炎を診断できる(出典・参照:飯島茂子, 村山佳代, 髙山典子 はなみずきクリニック皮膚科,龍ケ崎済生会病院皮膚科 ギンナンによる接触皮膚炎症候群の1例―ギンナン・いちょう葉自家製剤を用いたパッチテストの検討)
 
高齢者においては、皮膚バリア低下、免疫反応の遅延、既存疾患・薬剤の影響により、広範囲の浮腫性紅斑・浸潤性紅斑をおこしやすい面があります。どこに触れたか、どの成分が原因かが曖昧になり問診だけでは原因特定が難しくなることもあり、アレルゲンを再現できるパッチテストが診断に有用になる場合があります。

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