Author クミタスさん
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2016.05.24
2018年7月を期限としてアメリカにおける食品・飲料の表示が変わります(年商1,000万ドル未満のメーカーにおいては1年の猶予期間があります)。
主要な変更点
・添加糖(Added Sugar)をgと一日摂取量の%(%DV=% Daily Value)で表示
Added Sugarは、精製されてできた糖など食物素材中に含まないで添加された糖のことで、Total Sugarとは分けて表示されることになります。
2015年~2020年の食生活指針でも、糖類からの1日当たりの摂取カロリーは10%未満に留めるのが望ましいとしていますが、添加糖から1日の総カロリーの10%超を摂取する場合、必要な栄養を満たすことが困難であるとも考えられています。
・ビタミンDとカリウムの表示義務化へ
gと一日摂取量の%(%DV=% Daily Value)で表示
ビタミンA、ビタミンCは表示義務から任意表示となり、カルシウム、鉄は引き続き表示義務対象になります。
ビタミンAは日本においても食事が十分に摂取できていれば、不足することの少ない栄養素でもあり、ビタミンDはカルシウムの吸収を助け骨へのカルシウム沈着に重要な役割を果たし、カリウムは不要なナトリウムの排出を促進し血圧を下げる役割が考えられています。
・脂肪由来カロリーの表示は義務から任意へ
総脂肪(Total Fat)、飽和脂肪(Saterated Fat)、トランス脂肪酸(Trans Fat)のgと一日摂取量の%(%DV=% Daily Value)の表示は引き続き義務対象になり脂肪の種類の明示はおこなわれますが、脂肪由来カロリーの表示は任意になります。
これは摂取する脂肪の種類が重要であるとの考え方に基づいています。
ほかに、サービングサイズの設定量について、実際に人々が食べる量を設定する前提に基づき、1人が一回で食べる量での表示を重視し、一回分より多いが一回で食べられる可能性のある場合には一回分量と一パック当たりの2種を表示することを求めています。改訂に伴い、総カロリー数、容量、サービング設定が見た目にもより強調された表示に変わることになります。
また、EUなど世界的にも塩分摂取を控えることを推奨していますが、アメリカFDAでは2016年6月には、心臓病や脳卒中予防の観点でも、今後摂取するナトリウム量を段階的に減らしていくことを視野に、食品業界向けに使用するナトリウム量において自主的な削減を促す2年、10年の目標を表した指針案を発表しています。
Changes to the Nutrition Facts Label
https://www.fda.gov/Food/GuidanceRegulation/GuidanceDocumentsRegulatoryInformation/LabelingNutrition/ucm385663.htm
FDA modernizes Nutrition Facts label for packaged foods
https://www.fda.gov/NewsEvents/Newsroom/PressAnnouncements/ucm502182.htm
Sodium Reduction
https://www.fda.gov/food/ingredientspackaginglabeling/foodadditivesingredients/ucm253316.htm
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