Author クミタスさん
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食物アレルギーの除去食、代替食はクミタス
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2017.08.07
アレルゲンとなる食物の除去を経て、完全解除となることで、食品購入時や外食時の選択肢が増え、家庭内での調理時の配慮を含め食生活における負担は軽減される面もありますが、完全除去となってからの実際の摂食はどのような状況なのでしょうか?
2013年5月~12月の外来受診時に主治医より完全解除を許可された鶏卵アレルギー16名、牛乳アレルギー1名、鶏卵+牛乳アレルギー21名を対象にアンケート調査を実施し、協力を得られた21名の保護者から3日間の食事調査が行われたところ、
1日当たりの鶏卵、牛乳の摂取量は過半数の児で鶏卵1/2個、牛乳100ml以下であり、牛乳アレルギー児はカルシウムの摂取量が目標量を下回っていた、と報告しています。
上記は報告一例ではありますが、除去をする食生活が長期に渡ることで、食べないことが習慣化していたり、多くの量での摂取や低温加熱の卵を使用した料理などに、保護者が不安、恐怖を感じたり、児自身、本人の抵抗などが要因となり、家庭内、外食、買い物における負担において軽減する面はありつつも、実質的には完全解除に至っていないケースも少なくない状況も伺えます。
摂食に際し、除去対象であった食物を味や匂い、見た目で感じると食が進まない場合は、可能な調理上の工夫をしながら、食べても大丈夫という実感を得つつ、摂食を進められるようにしたいところですね。
出典・参考:鶏卵・牛乳アレルギー児における除去解除後の食生活実態調査(あいち小児保健医療総合センターアレルギー科、名古屋学芸大学大学院栄養科学研究科、蒲郡市民病院栄養科、かんどこどものアレルギークリニック)
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