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食物アレルギーの症状とその対応~重症例など

2017.10.23

投稿者
クミタス

食物アレルギーにおいて出現する症状には個人差があり、皮膚・粘膜症状、消化器症状、呼吸器症状、循環器症状、神経症状のなかでも、より強く出現する症状、ほとんど出現しない症状もあります。また個人差だけでなく、抗原や摂取量、運動有無や睡眠状況など体調によっても症状が異なることがありますが、より重症度が高まっている状態、より注意をしたい状態とはどのような症状なのでしょうか?

以下一例
皮膚・粘膜症状
・今までよりも痒みが強い
・舌の膨張(呼吸がしにくくなるなど)
・部分だけでなく全身に出現(いつもは部分に出現することが多いが、全身に出現する場合など) など

消化器症状
・今までよりも強い腹痛
・今までよりも痛みが続く など
嘔吐、下痢により摂取した抗原を排出する目的もあるため、制吐薬や下痢止めは使用しないようにします。 

呼吸器症状
・のどや胸が締め付けられる
・声がかすれる
・咳の間隔が狭い
・持続する強い咳こみ
・犬吠様咳嗽(ケンケンというような音の咳)
・ゼーゼー、ヒューヒュー、キューキュー、ピーピー、グーグーといった呼吸音
・息切れ
・息がしにくい状態 など

循環器症状
・頻脈
・唇や爪が青白い
・重度徐脈(頻脈よりもさらに重症である場合など) など

神経症状
・眠気
・頭痛
・手足のうずき、痛み
・不安、恐怖感、意識の混濁
・ぐったりしている
・倒れる
・失禁 など

血圧低下時、上記を例にした呼吸器、循環器、神経症状の症状が見られている場合は特に、エピペン注射が必要になる状態とも考えられています。早めの対応をおこなえるようにしていきたいですね。

エピペンについて
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/1410

出典・参考:一般向けエピペン®の適応 ほか

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