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ダニ舌下免疫療法の導入と食物負荷

2024.05.28

投稿者
クミタス

ダニ舌下免疫療法をおこなって以降、総IgE値が低減したり、アレルゲンの食物の摂取量が増えたケースや
牛乳の摂取量が増加~ダニ舌下免疫療法
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4055 
小麦アレルギー児での摂取可能量増加~ダニ舌下免疫療法
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4299
誘発閾値の確認後にダニ舌下免疫療法をおこない、閾値を大幅に超える量の誤食でも症状が出現しなかったケースなども報告されています。

閾値を確認した後にダニ舌下免疫療法を導入した複数例について調べた報告もあり、2018年3月〜2022年5月までに、食物アレルギーと診断後にダニ舌下免疫療法を導入した 39 例中、閾値を確認した後にダニ舌下免疫療法を導入した 9 例について、ダニ舌下免疫療法の導入は年長児が多く、ダニ舌下免疫療法導入から食物負荷開始までの平均月数は 4 か月(1か月〜12か月)で、全例で負荷量は増加し、うち 7 例は負荷量が大幅に増加し、寛解例も存在し、ダニ舌下免疫療法導入から寛解、または現在の負荷量にいたるまでの平均月数は 23 か月(11か月〜45か月)であった(出典・参照:内田伊織,喜多村哲郎,片山寿夫,高田努,野口佳江, 田中弘之 岡山済生会総合病院  ダニSLITの導入によって食物摂取量が増加した食物アレルギー児 9 例の検討)。
上記では、食物負荷が進まない場合に、ダニ舌下免疫療法の導入は治療の一助になる可能性があることが示唆されていますが、ダニ舌下免疫療法に関して、また報告を掲載したいと思います。

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