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食品に使用される特定原材料等に由来する原料などについて(一例) 2018.3.3更新

2018.02.20

投稿者
クミタス

特定原材料等の表示においては、酵素(卵由来)または原材料の一部に卵を含む、酸化防止剤(ビタミンE:大豆由来)などの表記がなされ、特定原材料を原材料として含む食品であっても、抗原性が認められないものにおいては、表示義務が免除されていますが、加工食品において見かけることのある、比較的使用されていることの多い由来原料や食品添加物などについて、特定原材料に該当する場合があるものを中心にお送りします。

以下は一例になります。

でん粉:馬鈴薯でん粉、とうもろこしでん粉、小麦でん粉、キャッサバでん粉、緑豆でん粉、甘藷でん粉、えんどう豆でん粉、サゴ椰子でん粉など

植物性たんぱく:小麦タンパク、大豆タンパクなど

たん白加水分解物:肉、魚、卵、乳、大豆、小麦、ゼラチンなどより製造

酵素:培地に使用される原料を含め、卵、大豆、小麦、乳、パパイア(パパイン)などを含む酵素が使用されています。
卵由来の酵素においては卵白が使用され、抗原性が失活している場合は○○由来の表記が省略されます。

発酵調味料:米、小麦、また大豆、ぶどう、さとうきび、とうもろこし、馬鈴薯、甘蔗、大麦が使用されるものなどがあり、粉末タイプもあります。

発酵調味液:液体の発酵過程を経た調味料のことで、魚しょう、焼酎、穀物発酵液が使用されるものもあります。

水あめ:コーンスターチなどの澱粉をα-アミラーゼにより液化糖にし、β-アミラーゼやプルラナーゼを作用させることで、水飴がつくられますが、小麦由来アミラーゼや、小麦や乳、大豆などが培地に使用されることがあります。タンパク質の残留程度が10ppm以上の場合は表示が必要になります。

醸造酢:穀物酢の場合は米、小麦、大麦、果実酢の場合はりんご、ぶどうなど。さとうきびが使用されるものもあります。

乳化剤:レシチン、酵素処理レシチン、酵素分解レシチン、カゼインナトリウムも乳化剤としても使用され、特定原材料等由来であることがあります。
レシチン:大豆由来、卵(卵黄)由来。海外製品ではヒマワリレシチンも多く使用されており、ほかにコーンレシチンなどもあります。
酵素処理レシチン:卵由来、大豆由来
酵素分解レシチン:卵由来、大豆由来
カゼインナトリウム:乳由来

キサンタンガム:培地に小麦や乳、大豆が使用されることがありますが、製造工程中に抗原性は低減し、残留程度が10ppm以上の場合は表示が必要になります。

増粘多糖類(ペクチン):りんご由来、オレンジ由来など

カロチノイド色素:えび由来

グルコサミン:かに由来、えび由来
アセチルグルコサミン:かに由来、えび由来
N-アセチルグルコサミン:かに由来、えび由来
オリゴN-アセチルグルコサミン:かに由来、えび由来

ヘム鉄:牛由来、豚由来など

ヘスペリジン:オレンジ由来など
メチルヘスペリジン:オレンジ由来など

ビタミンP:オレンジ由来など
溶性ビタミンP:オレンジ由来など

アクチニジン:キウイ由来

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