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漢方クリームから非表示のステロイド検出(イギリス)

2018.03.01

投稿者
クミタス

以前もスキンケアクリームに含有成分として表示がされていないステロイドが検出された海外(カナダ)でのケースをご紹介しましたが、
乳幼児向けのスキンケアクリームからステロイドが検出(カナダ)
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/1997

今回はイギリスで、漢方クリームの「Yiganerjing Cream」(“natural” Chinese herbal medicine)からクロベタゾールプロピオン酸エステルが検出され、注意喚起がなされています。
https://www.gov.uk/government/news/natural-doesnt-mean-safe-herbal-medicines-found-to-contain-steroids

クロベタゾールプロピオン酸エステルは、ステロイドのなかでもストロンゲストに分類され、デルモベートなどの主成分でもあります。
日本でも「アトピー性皮膚炎に効くがステロイドホルモンを含有していない製品」として販売されていたクリーム、ローションにクロベタゾールプロピオン酸エステルが使用されていたことがあります。
ステロイドが検出された外用剤例
https://www.mhlw.go.jp/kinkyu/diet/other/080627-1.html
最近(平成28年5月)の報告例
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000125297.html

ステロイド剤の必要のない方、乳幼児において、顔や広範囲での長期使用により副反応を生じることもありますので、不適切な含有が避けられること、また注意喚起がある場合は、内容を確認のうえ、使用を控えられるのが望ましいところです。

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