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ヒマワリの種によるアレルギー②

2025.02.14

投稿者
クミタス

人が日常的に動物の餌に接触していることで、人がアレルギー症状を発症することがあります。
動物の餌が原因となりヒトで症状出現するケース
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4289 
小鳥が食べ終わった皮の部分を人がブロワ―や息等で吹き飛ばすなどして、空気中に浮遊する雑穀の鳥餌を鼻や口から吸入し、くしゃみや、鼻水、咳といった症状が出現するケースもありますが、
鳥餌とアレルギー
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/2041 
手に載せたひまわりの種を与えていて、くちばしで突かれることによってできた傷から感作しアレルギー発症した可能性が考えられたケースについて掲載します。
 
アトピー性皮膚炎などアレルギー疾患の既往がない34歳。25年以上前からセキセイインコを飼育している。イタリア料理店にてひまわりの種が含まれたパンケーキ等を摂食後、すぐに舌に違和感があり、帰宅後に嘔吐、顔面・上肢の膨疹、呼吸困難が出現した。
症状軽快後、精査目的に当院に紹介となった。血液検査ではネコの毛特異的なIgEが陽性であったが、小麦やオート麦などの穀物特異的IgEは陰性であった。プリックテストではひまわりの種の内部の実に対して、強い反応を認めた。自験例では飼育しているセキセイインコに、手に載せたひまわりの種を与える習慣があり、アトピー性皮膚炎などの基礎疾患はなかったが、くちばしで突かれることによってできた傷から感作したものと推定した。現在血清学的な解析を施行中である(出典・参照:鷲尾健 佐藤奈由 中村政志 仲田かおり 矢上晶子 松永佳世子 神戸市立西神戸医療センター皮膚科 藤田医科大学アレルギー疾患対策医療学 ホーユー株式会社総合研究所 いけだ皮フ科クリニック 藤田医科大学ばんたね病院総合アレルギー科 藤田医科大学総合アレルギーセンター ひまわりの種によるアナフィラキシーの例)
 
ヒマワリの種によるアレルギーについては以下も掲載しております。こちらもご覧ください。
ヒマワリの種によるアレルギー
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/2509 

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