ウリ科植物の中にはキク科ブタクサ花粉、イネ科植物花粉との交差反応性があるものがあることがわかっており、ブタクサ花粉アレルギーのある方、ブタクサ花粉に感作している方、イネ科植物花粉アレルギーのある方、イネ科植物花粉に感作している方において、PFAS(花粉‐食物アレルギー症候群)を発症することがあります。
また、メロンはラテックスと交差反応性を示しやすい食物の1つで、ラテックスーフルーツ症候群を発症することがあります。
年齢:幼児~成人まで
症状が出現する可能性のある食物:
・キク科ブタクサ花粉との交差反応性があるとされる食物/ウリ科(メロン、スイカ、カンタロープ、冬瓜、ズッキーニ、キュウリ)、ほかにバショウ科(バナナ)など
加熱調理した夏野菜の冬瓜に症状出現した4歳男児の例も見られています。
・イネ科植物花粉との交差反応性があるとされる食物/ウリ科(メロン、スイカ)、ほかにナス科(トマト、じゃがいも)、キウイフルーツ、オレンジ、ピーナッツなど
ほかの花粉との交差反応性もある可能性もあります。
いままでわかっている中では、主要なアレルゲンとしてメロンは、タンパク質分解酵素であるククミシン(Cuc m 1)、プロフィリン(Cuc m 2)、Cuc m 3、スイカはプロフィリン(Citr l 2)などが挙げられますが、PFAS(花粉‐食物アレルギー症候群)以外でのアレルギー発症の場合もあります。
また、新たな情報をアップデートしていきたいと思います。
参考:冬瓜によるアナフィラキシー症状を認め、ブタクサ花粉との交差抗原性による発症が推定された1例
メロンのアレルギー以外の反応については、以下を参照ください。
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/199
ハヤシの王子さま 顆粒 アレルギー特定原材料等27品目不使用
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