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2021.07.09
ピーナッツ・ツリーナッツにアレルギーがある場合、どの程度、複数種類に反応があるか?
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/1528
にも掲載しておりますが、1種類のナッツにアレルギー症状があっても、他のナッツにアレルギー症状が出現するとは限らないところでもあります。
ピーナッツ、くるみ、カシューナッツ、アーモンド、ごまのうち1つ以上で負荷試験陽性、もしくは明確な症状既往がある120人においては、ピーナッツアレルギー患者さんは他の種実に対し15%程度の併存を認め、約50%が症状なく摂取でき、約30%が未摂取であった。種実アレルギー患者さんにおいては、種類により大きく異なるが、30%前後の併存を認めた。ナッツ類アレルギーを複数持つリスク因子としてアトピー性皮膚炎(併存率76%、単独率57%、P=0.046)、非特異的IgE高値(併存群1950IU/ml、単独群1420IU/ml、P=0.039)、ほかの食物アレルギーも併存する傾向も見られた(出典・参照:野上和剛 山田慎吾 松永真由美 星みゆき 浜田佳奈 貝沼圭吾 長尾みづほ 藤澤隆夫 ナッツ類アレルギー患者における複数ナッツ種併発とリスク因子の検討)。
尚、豆、ナッツにおいては以下特徴や共通点も挙げられます。
・シラカンバ花粉(カバノキ科)との交差反応性のあるアレルゲン(コンポーネント)を含み、症状出現することがあると考えられる豆、ナッツ例
アーモンド(バラ科)、ピーナッツ、大豆、ヘーゼルナッツ
・イネ科花粉との交差反応性のあるアレルゲン(コンポーネント)を含み、症状出現することがあると考えられる豆、ナッツ例
ピーナッツ
分類上、同じ科に属する豆、ナッツの例
ウルシ科:カシューナッツ、ピスタチオ
クルミ科:クルミ、ペカンナッツ
マメ科:大豆、ピーナッツ
以下にも関連記事を掲載しておりますので、よろしければご参照ください。
ピーナッツアレルギー~花粉に関連する場合
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/3096
複数種のナッツの食物経口負荷試験による不要な除去の解除
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/3495
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