Author クミタスさん
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読み物
2019.02.05
軍需物資、住宅用に木材需要が高まっていたところに、1950年に造林臨時措置法などが制定される頃から、スギ、ヒノキを中心とした植林が進められ、その頃に植えられたスギ、ヒノキは成長し20年ほど経て、一気に花粉を飛散するようになりました。このことが、日本での花粉症患者増大の背景の1つとなっている可能性が考えられています。
花粉症感作の低年齢化とその対策
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/555
2017年に東京で行われたスギ花粉症に関する調査では、花粉飛散時期に耳鼻科医が診察した410名において、1973年以降に出生した方においてより重症であり、スギ特異的IgE抗体価も高値であったことを示唆しています。
また、1973年以降に出生した方で、出生月がわずかにスギ花粉が飛散し始める時期に近い12月、また飛散中の3月の方での花粉症有症率が高く、一方、1972年以前に生まれた方においては出生月による違いはみられなかった、と報告しています(出典・参照:rashima M et al. Japanese cedar pollinosis in Tokyo residents born after massive national afforestation policy. Allergy 2018;73: 2395-2397. )。
1973年以降に出生した方においては、出生時から花粉暴露量が多い状態であることが、その後の花粉症発症に影響している可能性が伺えるところでもあります。
花粉関連食物アレルギー症候群(PFAS)においては、IgE陽性となっている花粉の飛散時期、飛散終了直後に、交差反応性のある食物へのアレルギー症状が強くなったり、発症する場合があります。
また、花粉は皮膚に付着することで皮膚炎(花粉症皮膚炎)を起こすことがあります。
花粉を多く吸収したり、継続的に吸収しないことが、これらにおいても症状出現の予防策ともなり得るところでもありますので、IgE陽性となっている花粉の飛散時期、終了直後には花粉症対策として暴露量低減対策、また皮膚の防護、花粉を家に入る前に払い落とす、洗浄、保湿をされるのが良いでしょう。
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