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セロリによるアレルギー

2019.03.06

投稿者
クミタス

セロリはEUではアレルギー表示対象食物でもあり、花粉との交差反応などからアレルギー症状を出現する方も少なくない野菜でもあります。セロリはニンジンと同じくセリ科の野菜で、以下花粉などでセロリと交差反応性があるとみられています。

交差反応性のある花粉
・カバノキ科シラカンバ、ハンノキ、オオバヤシャブシ
・キク科ヨモギ

セロリのアレルゲン


セロリのアレルゲンとしては、以下などが挙げられます。
・Api g 2(LTP)
・Api g 6(LTP)
・Api g 1(PR-10)
・Api g 4 (プロフィリン)
日本での栽培品種は、コーネル系の品種がほとんどを占めますが、ほかにも塊茎に含有する Api g 6 などもアレルゲンである可能性が考えられています。

症状として、Api g 1(PR-10)は口腔アレルギー症候群の症状、LTPは加熱調理においても抗原性が低下しにくく、全身性の症状を誘発する可能性があります。また、食物依存性運動誘発アナフィラキシーを起こす場合もあります。
セロリは香味野菜として、以下などの加工食品にも使用されることがありますので、セロリを摂食して症状出現したことのある方は、事前に内容をご確認ください。

使用されることのある加工食品
・スープ
・ブイヨン
・野菜だし
・野菜飲料、野菜果汁飲料
・ソース
・カレー
・シチュー
・ハヤシ
・ドレッシング
・パスタソース
・シーズニング
・焼肉のたれ
・一部の鍋スープ
・一部のふりかけ

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