Author クミタスさん
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2024.02.25
アレルギー性接触皮膚炎/接触皮膚炎の原因となる金属としては、ニッケル、クロム、コバルト、金、白金、銀、スズ、銅、マンガン、亜鉛、パラジウム、アルミニウム、水銀などが挙げられます。
・金属が含有されていることがあり感作源となることがある例
コバルト:メッキ、合金工業、塗料 (エナメル、ラッカー)、染着色(青色系)、顔料、陶器うわぐすり、乾湿指示薬、乾燥剤、粘土、セメント、ガラス工業
ニッケル:合金製装身具 (腕時計、時計バンド、イヤリング、ネックレス、バックルなど)、ニッケルメッキ、 ニッケル触媒、 媒染剤、塗料(ペンキ、ニス)、陶磁器、セメント、電気製版、乾電池、磁石、ビューラー、楽器
クロム:クロムメッキ工業、印刷業 (青色)、試薬、塗料(ペンキ、ニス)、媒染剤、陶磁器うわぐすり、皮なめし、楽器
水銀:錫亜鉛合金、冶金、消毒剤、農薬 (水銀製剤)、防腐剤、分析試薬、 イレズミ (赤色)、金属うわぐすり、染料、皮革、皮なめし、フェルト、木材防腐、有機合成触媒 (塩化ビニールなど)、 乾電池・鏡の製造、写真工業、アルミニウム電気、一部の化粧品
銅:メッキ、冶金 (合金製造)、 顔料、農薬、媒染剤、皮革、皮なめし、人絹染料、 人絹工業 (銅アンモニア法)、 乾電池、木材防腐剤
マンガン:特殊合金、ステンレス、医薬品、肥料、塗料、染料、ほうろう、織物、マッチの繊維
亜鉛:歯科用セメント、化粧品、医薬品 (亜鉛華デンプン、亜鉛華絆創膏、亜鉛華軟膏)、医薬部外品(脱臭剤、アストリンゼン、脱水剤)、塗料、印刷インキ、絵具、顔料、錆止め顔料、陶磁器うわぐすり、ガラス、アクリル系合成繊維
金:貴金属装飾品、貴金属回収作業、 メッキ
パラジウム:眼鏡フレーム、 腕時計、電気製品
白金:貴金属装飾品、貴金属回収作業、メッキ
アルミニウム:化粧品、香料、医薬品、農薬、歯磨き、絵具 クレヨン、顔料、塗料、皮なめし、ガラス、エナメル、陶磁器、セメント混合剤、 焼きみょうばん、ベーキングパウダー、写真、メッキ、灯油、軽油、繊維
スズ:合金、医薬品、顔料、感光紙、缶製品
銀:装身具、メッキ、貨幣、鏡、医薬品、食器 など
一般人約7万人を対象とした金属アレルギーに関する有病率調査では、2,060名(男性603 名、女性 1,457名) が金属アレルギー症状を有すると回答し、40歳代が493名と最も多かった。症状自覚年齢は20歳代 653 名、10歳代 506名で、原因製品は 88% が装飾品で、歯科金属 (被せ物、入れ歯など)や整形外科関連の金属製医療材料との回答もあり、医療機関受診者は 488名で、パッチテストを受けたことがあるのは252名であった。
一方で 「医療機関で検査を勧められなかった」 「検査を受けず診断された」 や、「受診すべき医療機関がわからなかった」, 「受診したが診断がつかず複数の医療機関を受診した」との回答が見られた(出典・参照:矢上晶子 鈴木加余子 伊藤明子 河野通良 鷲尾健 江草宏 二木康夫 伊苅裕二 高松伸枝 加藤則人 藤田医科大学ばんたね病院総合アレルギー科 厚生労働科学研究「金属アレルギーの新規管理法の確立に関する研究」 研究班 本邦における一般人を対象とした金属アレルギーに関する有病率調査)。
以下も併せてご参照ください。
金によるアレルギー
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4662
ピアスによる金属アレルギー
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4396
マウスピースによる金属アレルギーの可能性
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/2989
歯科金属の除去と金属アレルギー~除去と改善
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/3102
全身型金属アレルギー~亜鉛の例から
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4268
下痢型過敏性腸症候群とニッケル
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4334
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