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掌蹠膿疱症のケースにおいて

2025.05.10

投稿者
クミタス

掌蹠膿疱症は手掌と足底に無菌性の膿疱を中心とした病変を形成する疾患で、歯科領域や扁桃,副鼻腔炎などの病巣感染,喫煙,自己免疫性甲状腺炎,糖尿病など,複数の発症契機が複合的に関わっているとの示唆があります。
掌蹠膿疱症においては、小児においても発症することがあり、小児の​掌蹠膿疱症においては成人例と比較して、爪症状、骨関節症状を有する割合が高い傾向があり、小児期発症の掌蹠膿疱症では骨関節症状、遺伝子変異を伴う場合、自己炎症性疾患としての要素が強い可能性がある、とも示唆されています。小児の掌蹠膿疱症に骨関節症状を合併した場合、掌蹠膿疱症性骨関節炎、SAPHO症候群のほかに、慢性非細菌性骨髄炎、慢性再発性多発性骨髄炎との鑑別が必要となる、との記述が見られています(出典・参照:黒木香奈, 飛田璃恵, 大久保ゆかり 東京医科大学皮膚科学分野 小児の掌蹠膿疱症は存在するか?)
また他の報告なども掲載してきたいと思います。
水疱ができる疾患例
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4606
掌蹠膿疱症と金属アレルギー
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4060 

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