ゼラチンは食物以外にも、ワクチンやカプセルなどの薬剤、化粧品などに使用され、感作、発症原因となることがあります。
歯科金属、歯科治療時の麻酔によりアレルギーを起こすことがありますが、歯科治療時に使用された止血用ゼラチン貼付剤にアレルギーをおこし、ゼラチンアレルギーと診断された例もあります。
22歳女性。2017年8月に右下第3大臼歯の抜歯が施行された。その3カ月後に左下第3大臼歯を抜歯したところ、直後にアナフィラキシーショックを生じた。歯科治療経過から、原因物質として歯科用局所麻酔薬と止血用ゼラチン貼付剤を疑った。ゼラチン特異的IgE抗体はClass 6、プリックテストの結果はゼラチン水溶液が陽性、局所麻酔薬が陰性であり、ゼラチンによるアナフィラキシーショックと診断された。抜歯により歯肉粘膜が障害されたことがゼラチンへの感作を助長する原因になった可能性があると考えられる(出典・参照:歯科治療後にアナフィラキシーショックを生じ,ゼラチンアレルギーと診断した1例)。
止血用ゼラチン貼付剤は、1g中に日局ゼラチン1g を含有す るゼラチンスポンジで、滲出する血液を吸収させ固着する目的で使用され、出血面に貼付けることで数分で血液凝固が始まります。歯科以外でも使用され、歯科では抜歯時などで使用されますが、ゼラチンスポンジは比較的コストパフォーマンスが高い面からも、使用される機会があり、歯科治療時、後にアレルギー症状が出現した場合は、原因物質となっている場合もあることを想定しておけると良いかもしれません。
ゼラチンによるアレルギー
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/1494
出典:「スポンゼル」添付文書
ホンコンやきそば(30食入り)
401kcal/1食(85g)あたり
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クミタス管理者
原材料、アレルゲンを訂正…