バラ科植物にはリンゴ、サンザシ、ナシ(西洋ナシ含む)、モモ、スモモ、プラム、アンズ、ウメ、サクランボ(アメリカンチェリー含む)、アーモンド、イチゴ、ビワ、カリンなどがあり、バラ科植物によるアレルギーについてはいままでも以下以外も掲載しておりますが、
りんごによるアレルギー
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/2035
アンズによるアレルギー
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/3380
ビワによるアレルギー、反応 びわアレルギー
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/3269
ラズベリー、ブラックベリー、ボイセンベリーもバラ科に属します。ラズベリー(Red raspberry/Rubus idaeus)においては、現在までに確認されている主なアレルゲン、症状の傾向として以下が挙げられます。
ラズベリーのアレルゲン
・Rub i 1(PR-10)
分子量は17 kDa
PR-10に属するアレルゲンで、シラカンバ花粉の主要アレルゲンであるBet v 1と相同性があるとみられており、加熱により低アレルゲン化されやすい特徴があります。
バラ科の果物により発症する、口腔での症状を中心とした口腔アレルギー症候群(OAS)への関与が考えられています。
・Rub i 3(LTP)
分子量は11 kDa
熱、消化に強く、全身性の症状を引き起こしやすい面があります。
カバノキ科のシラカンバやオオバヤシャブシの花粉症患者さんの20~40%程でバラ科植物に対する花粉-食物アレルギー症候群(PFAS)の合併が見られるとの示唆があります。オオバヤシャブシ(カバノキ科)の飛散時期は3~4月、シラカンバ(カバノキ科)の花粉の飛散時期は4~6月ですが、花粉飛散時期を過ぎたころの症状悪化が考えられています。花粉症のある方、花粉アレルゲンに感作しておりバラ科植物にアレルギーのある方においては、花粉飛散時期も意識し、摂取する果物にご注意ください。
アレルギー以外の反応例
サイクロスポーラという原虫が寄生した食物を摂食し、胃腸症状を中心としたサイクロスポーラ感染症を発症することがありますが、アメリカ、カナダでは、グアテマラ産などのラズベリーなどが原因と思われる、サイクロスポーラ感染症の集団発生がおこっています。
汚染水、汚染食物の摂取から2日~2週間後に下痢、また軽度の発熱、嘔吐、腹痛や体の痛みが起こる傾向があり、東南アジアなど亜熱帯、熱帯地域への海外渡航時に感染した日本人例も見られています。水、生野菜、果物の摂取による食中毒・感染症の原因の1つとなり得ることにご留意ください。
桜井食品 お米を使ったお好み焼粉 200g
366kcal/100g
13824
amo
ベタつかず、しっとりとし…