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インゲンマメ いんげん豆によるアレルギー

2020.07.30

投稿者
クミタス

インゲンマメ(Phaseolus vulgaris (Green bean、French bean))のアレルゲンとしては、今までに以下が挙げられています。
・Pha v 3(LTP)
8.8ー9.0 kDa
熱耐性があり、消化に強く、全身性の症状を誘発し得るアレルゲンになります。

 

インゲンマメのアレルギー例においては、6歳時に小豆摂取により全身蕁麻疹が出現、9歳時に枝豆、インゲンマメを摂取して咳、白花豆摂取によりアナフィラキシー(咳、喘鳴、低酸素血症、紅斑)、10歳時に枝豆摂取でアナフィラキシーを起こしており、特異的IgE抗体検査では大豆、インゲンマメ、Gly m 5、Gly m 6で陽性、Gly m 4は陰性、皮膚プリックテストでは全豆(小豆、大豆、インゲンマメ、白花豆)で陽性で、免疫プロットはいずれの豆にも顕著な反応が見られ、強く反応した各豆のタンパク質は、7Sグロブリンであったとの示唆もあります(出典・参照:小豆、インゲン豆、白花豆、大豆アレルギーの交差抗原の解析)。

海外でのインゲンマメによるアレルギーの状況としては、以下にも記載しておりますが
マメ科植物でのアレルギー反応例 豆のアレルギー
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/1889
今後もアレルゲン、他の豆との症状出現との関係などについても掲載していきたいと思います。

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