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ミョウガによる反応

2021.04.22

投稿者
クミタス

ミョウガによる接触皮膚炎
ミョウガと接触する機会の多いミョウガ栽培者においては、ミョウガに触れて痒みを伴う湿疹、紅斑など皮膚症状が出現するなど、接触性皮膚炎を発症することがあります。ミョウガによるアレルギー性接触性皮膚炎の原因物質としては、以下成分の可能性が示唆されています(一例)
・リモネン(limonene)
香り成分
・リモネンオキシド(limonene oxide)
リモネンが酸化するとリモネンオキシドに変化します。
・β-フェランドレン(β-Phellandrene)
香り成分

肝蛭(かんてつ)症
牛などの糞に交じって排泄された吸虫類の肝蛭(かんてつ)の卵が、水田や小川などで淡水産の巻貝に寄生し、貝の中で成長した幼虫は貝から出て水辺の植物に付着します。幼虫のついたミョウガ、セリ、クレソンなどの水辺の植物をよく洗わずに生で食べたり、幼虫のついた手をよく洗わずに食事をすると、感染して胆管炎を起こし、発熱、吐き気、右腹の激痛、下痢などの症状が出現することがあります。山間部に自生するミョウガ、セリ、クレソンに関して、汚染リスクがあることを踏まえ、生食は控えられるのが望ましいでしょう。

ほかにも、ミョウガによるアレルギー例なども含め、今後アップデートしていきたいと思います。

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