Author クミタスさん
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2021.08.31
ろうそくは、灯明(神前や仏前に供える灯火)、照明、アロマテラピー、ちょうちんなどで使用されますが、家庭での火災においてろうそくが原因の火災は少なくないところでもあります。
・神棚のろうそくに火をつけたまま出勤、神棚に供えてあったお菓子の袋がろうそくの火に接触し出火
・お経台の上に置いてある燭台の灯明で線香に火を点けた後、お経台と仏壇の隙間に入り線香を供えたところ、着衣の裾が灯明の炎に接触し着衣に着火
・ブレーカーが落ちたため、懐中電灯を探すためにろうそくで明かりを取り、玄関脇の収納棚に置いていた懐中電灯を探していたところ、付近の収納袋に着火
また、水分が付着した状態のろうそく立てでろうそくを使用すると、水分と反応し、火がついたままろうそくの芯が落下したり飛び上がる(50cm上方など)可能性があり、可燃物に燃え移り火災に至る可能性が示唆されています。
火災を防ぐ上では、ろうそくは燃えやすいものの近くでは灯さないようにし、ろうそくの穴にあったろうそく立てを使用し、古くなったろうそく立ての使用は控えるなどろうそくの転倒を防ぎ、ろうそく立てを水で洗った場合は、必ず水分を拭き取り十分に乾いてからから使用するなどが望ましい策でもあります。
手作りなどのボタニカルキャンドルにおいては中の植物などの可燃物に着火し、溶けたろうの全面に着火することもありますので、ろうそくの受け皿は、可燃性でないもので溶けたろうが溢れないものを使用し、点火中はその場を離れないようにし、どのような燃え方をするかを確認しながらの使用が望ましいでしょう。
出典・参照:東京消防庁 ロウソクの取扱いにご注意を!
枚方寝屋川消防組合 ローソクが起因する火災
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