イカによるアレルギー
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/2606
では、イカのアレルゲンの1つであるトロポミオシンとタコ、甲殻類のトロポミオシンのアミノ酸配列の相同性について記していますが、イカにアレルギー反応のある方において、
2012年6月~2021年4月にイカによる食物経口負荷試験を施行した41 例の年齢[中央値(範囲)]は6(1-17)歳で、負荷総量[中央値(範囲)]は23(3-38)g。ImmunoCAPⓇで測定したイカ特異的IgE 抗体価は7.9(0.35 未満-67.4)UA/ml であった。食物経口負荷試験の陽性は11 例(27%)であり、うち2 例(5%)はアナフィラキシーであったが、アドレナリン筋注を要する例は認めなかった。食物経口負荷試験 陽性例のうち6 例(55%)でエビアレルギーを合併していた。食物経口負荷試験 陽性例では、陰性例と比較し特異的IgE 抗体価 が高値(24.8 vs 4.0 UA/ml,p=0.017)であった。さらにイカ特異的IgE 抗体価 とエビイカ特異的IgE 抗体価 の比が1.3 以上の4 例はすべて食物経口負荷試験 陽性であり、アナフィラキシーの2 例も該当した。アトピー性皮膚炎、気管支喘息、アレルギー性鼻炎の合併有無は食物経口負荷試験の結果に影響しなかった(出典・参照:宮城島萌 松井照明 北村勝誠 杉浦至郎 高里良宏 牧野篤司 伊藤浩明 あいち小児保健医療総合センター 当院におけるイカ経口負荷試験41例の検討)
上記ではイカを摂食してアレルギー症状のある方の55%で、エビアレルギーも合併しており、イカ特異的IgE 抗体価 がエビ特異的IgE 抗体価 より高値ではイカにアレルギーをもつ可能性が高く重症例である可能性があり、イカ特異的IgE 抗体価 がエビ特異的IgE 抗体価より低い場合は、食物経口負荷試験をより促しやすい面があることが示唆されています。
イカを摂食して症状が出現するケースにおいては、アニサキスに反応する場合があります。
アニサキスアレルギーを繰り返す場合
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/3251
イカは天然タウリンを比較的多く含みますが、イカの摂取制限は必要としないものの、栄養ドリンク剤に使用されている合成タウリンにアレルギーを示したと考えられる例も見られていますが、
栄養ドリンクに含有のタウリンにアレルギー反応を示した可能性
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4081
アレルギー反応状況について今後もアップデートしていきたいと思います。
キャロブサクサクチョコ
557kcal/1袋100g
14831
konkon
卵・乳アレルギーの娘と一…