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食物と腸閉塞

2025.07.27

投稿者
クミタス

食物により腸閉塞を起こす場合、原因となり得るものとして胃石、餅、種子(梅、柿、びわ、桃、やまももなど)、果実(柿、干し柿、オレンジなど)、ピーナッツ、ナッツ、海草類(昆布、昆布巻き、昆布菓子、わかめなど)、きのこ(椎茸、えのき茸など)、筍、ごぼう、生姜、トウモロコシ、サツマイモ、栗、こんにゃくなどが挙げられています。
餅が原因の例では、餅をよく噛まずに食べた数時間後に上腹部痛が出現、その後吐き気、嘔吐が出現した報告などがみられていますが、歯の欠損、義歯、早食い、丸のみなどによる咀嚼不十分、食餌の消化困難性、腸内での膨張、また狭窄や胃切除後といった腸管の器質的異常、腸管麻痺作用を持つ食物は、腸閉塞のリスク因子との示唆もなされています。
胃石とは部分的に消化された物質や未消化の物質が緊密に凝集したもので、柿などの果物や野菜の繊維、皮、種子、乳製品、薬剤中の物質、ティッシュペーパー、発泡スチロール製品、毛髪などから形成されることがあります。
個々のケースなどまた追記したいと思います。

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