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新生児―乳児食物蛋白誘発胃腸症の合併例

2025.01.13

投稿者
クミタス

新生児―乳児食物蛋白誘発胃腸症の児においては、嘔吐、下痢、体重増加不良、活動性低下、腹部膨満、胆汁性嘔吐、哺乳力低下、血便、無呼吸発作、発熱などの症状が出現することがありますが、胃食道逆流症を合併するケースがみられています。

当院で2016年から2021年までの6年間に出生し,本疾患と診断した31症例について後方視的に臨床的検討を行ったところ、31症例中,28症例は治療として栄養法の変更で症状が改善した。残り3症例は栄養法の変更で部分的には症状が改善したが嘔吐症状が遷延した。これら3症例は上部消化管造影で胃食道逆流を認め、酸抑制剤・消化管運動機能促進剤などの追加や哺乳後の体位調整で症状の改善が得られたことから胃食道逆流症の合併と診断された(出典・参照:新生児―乳児食物蛋白誘発胃腸症に胃食道逆流症を合併した3症例)。

今後、胃食道逆流症合併と相関するリスク因子に関する報告なども追記していきたいと思います。
卵黄に症状が出現する場合
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/280

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