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パプリカによるアレルギー

2022.05.29

投稿者
クミタス

パプリカはピーマンと同じくナス科トウガラシ属に属しますが品種が異なり、また野菜として流通しているもの以外に、パプリカの果皮を粉末状にしたパプリカパウダーは調味料としての用途もあります。パプリカパウダーはカレーや煮込み料理、ドレッシング、トッピングや料理の仕上げなどで使用されることがあります。

職業上、日常的にパプリカパウダーを取り扱う方において、パプリカアレルゲンに感作しアレルギー症状が出現することがあり、海外などで今までにも鼻症状、呼吸器症状、眼のかゆみなどの症状出現報告が見られています。
また香辛料全般での可能性はありますが、成長~収穫過程や管理状況に依っては微生物やカビ毒に汚染する場合や他のスパイスが混入する場合があり、いままでにサルモネラ汚染したパプリカパウダーの回収例や、セレウス菌汚染例なども見られています。
パプリカアレルゲンと他抗原との相同性についても、また別途掲載したいと思います。

スパイスによる反応可能性
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/1477
スパイスによるアレルギー~セリ科植物
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/3287

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