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キウイフルーツが使用されることのある食品例

2022.09.09

投稿者
クミタス

キウイフルーツはカバノキ料植物花粉、イネ科植物花粉と交差反応性があり、またラテックスと交差反応性を示しやすい食物でもあります。
キウイフルーツのアレルゲンとしては、今までに以下などの報告があります。

・グリーンキウイフルーツ
Act d 1(アクチニジン)、Act d 2、Act d 3、Act d 4、Act d 5(キウェリン)、Act d 7、Act d 8(PR-10)、Act d 9(プロフィリン)、Act d 10 (LTP)、Act d 11

・ゴールドキウイフルーツ
Act c 1(アクチニジン)、Act c 5(キウェリン)、Act c 8(PR-10)、Act c 10(LTP)

LTP:加熱によりアレルゲン性が非常に低減しにくく、胃酸に抵抗性があり消化にも非常に安定したアレルゲン
PR-10:加熱によりアレルゲン性が比較的低減しやすいアレルゲン
プロフィリン:加熱によりアレルゲン性が比較的低減しにくく、胃酸に抵抗性があり消化にも比較的安定したアレルゲン

キウイフルーツの違いによるアレルゲンの違い
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/1487

キウイフルーツが使用されていることのある食品


・カップ入りカットフルーツミックス、ドライフルーツ

・果汁飲料、フルーツティ

・ジャム、フルーツソース

・アイス、氷菓

・ロールケーキ、オムレット、ケーキ、タルト、パフェ、カップデザート、クレープ、菓子パン、グラノーラなど

・ヨーグルト、飲むヨーグルト、乳飲料、豆乳飲料など

・ゼリー、ジュレ、プリンアラモード、フルーツパンナコッタなど

・キャンディ、ゼリー菓子、ラムネ菓子、ガム、チョコレート菓子、フルーツ大福など

・焼き肉のたれ、冷やし中華のタレ、プルコギのタレ、ソースなど

キウイを含むソースを使用した
・焼きそばなど

・ドレッシング

・カレー、カレーパン

・チューハイ、カクテル

・オーラルケア製品、サプリメント

など。

花粉と関連したOAS(口腔アレルギー症候群)の症状出現は小児においても見られ、キウイフルーツは比較的原因食物となることのある果物でもあります。キウイフルーツは国内でも生産されており、アントシアニン色素含有で果肉が赤色のキウイフルーツもあります。今後も情報をアップデートしていきたいと思います。

花粉への反応と症状出現しやすい食物~果物・野菜アレルギー OAS、PFAS
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/1331
 

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