ネギ属に属する野菜としては、タマネギ、ネギ、ニラ、ニンニク、ラッキョウ、ワケギ、リーキ、エシャロットなどが挙げられ
ニンニクによるアレルギーの例
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4500
タマネギによる反応、アレルギー反応例
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/2871
でも掲載しておりますが、ネギ属の中で複数の野菜に反応する場合があります。
ネギ属摂取後にアナフィラキシー症状を呈し、ネギ属アレルギーと診断された3例を対象にネギ属(タマネギ、ニンニク、青ネギ、白ネギ、ニラ)に対する2D Western blotを実施。2例以上が反応したタンパク質を質量分析により同定した結果、2D Western blotで3例ともにネギ属にIgE抗体の結合性があり、共通した反応もみられた。呼吸器・循環器・神経症状を反復した1例はネギ属全てに広範囲にIgE 抗体の反応をみとめ、他の2例とは異なっていた。皮膚・消化器症状を呈した2例の反応は共通性が高かった。質量分析で複数のタンパク質が同定され、一部はネギ属の種を跨いで検出された(出典・参照:金宗洙 平口雪子 山田早紀 寺面浩武 熊谷雄介 清益功浩 佐藤奈由 中村政志 松永佳世子 大阪府済生会中津病院小児科、免疫アレルギーセンター 藤田医科大学医学部アレルギー疾患対策医療学講座 ホーユー総合研究所 ネギ属によるアナフィラキシー 3 症例の検討)
上記報告からは、タマネギ、ニンニク、青ネギ、白ネギ、ニラ間で交差反応性がある可能性があり、呼吸器・循環器・神経症状を繰り返した重症例ではこれら全てにIgE抗体反応が見られており、症状と感作アレルゲンの種類に関連がある可能性も示唆されています。
摂食前に運動をしていた方で蕁麻疹、呼吸器症状が出現した他報告例では、皮内テスト・プリックテストにてニンニク・シロネギ・タマネギ・アオネギに対して陽性反応を示し、加熱処理により症状減弱もしくは消失していますが、ネギ属植物間で共通するアレルゲンや交差反応性、加熱による影響、症状の傾向などについても今後アップデートしていきたいと思います。
カレーの王子さま 顆粒 アレルギー特定原材料等28品目不使用 60g
28kcal/1皿分(ルウ7.5g)あたり
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サンプルモニターでいただ…