1. クミタス記事
  2. クミタス記事詳細

読み物

人気記事

血清アルブミンによるアレルギー①

2023.05.22

投稿者
クミタス

アレルゲンの1つである血清アルブミンは以下(一例)が該当します。
・牛のアレルゲン Bos d 6
・豚のアレルゲン Sus s 1
・ネコのアレルゲン Fel d 2
・イヌのアレルゲン Can f 3
これらのアミノ酸配列の相同性は70〜87%と高く、血清アルブミンがアレルゲンである場合、交差反応の可能性も示唆されています。
 
血清アルブミンがアレルゲンとなるアレルギーとしては以下などが挙げられます。

・獣肉アレルギー
主に牛肉を摂食して症状出現し、牛乳アレルギーと合併することも少なくない傾向です。
牛乳と牛肉にアレルギー症状がある場合
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/3431 

・Pork-cat syndrome(Pork-cat 症候群)
Pork-cat syndrome(Pork-cat 症候群)では、ネコの血清アルブミン Fel d 2 に感作した後、豚肉摂食時に交差反応性のある豚肉の血清アルブミン Sus s 1 との交差反応によりアレルギー症状が出現します。牛肉など豚肉以外を摂食して症状出現する場合があり、牛乳アレルギーとの合併も一部で見られています。またネコとイヌの両方が感作源になったケースもあります。
Pork-cat syndrome~牛ホルモン焼きによる症状出現
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4086
ネコ、イヌアレルギーと肉アレルギー
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/3738 

・α-Gal 症候群
マダニ咬傷によるα-gal感作後、交差反応性のある豚肉、牛肉、羊肉、馬肉、鹿肉などを摂食して症状出現。比較的症状出現まで時間を要し(摂食から2〜6時間後)、これらのうちの内臓肉を摂食して症状出現することがあり、また牛乳アレルギーとの合併も一部で見られています。
豚肉によるアレルギー~Pork-cat syndrome、マダニ
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/2078 

鶏の血清アルブミン Gal d 5 によるアレルギーにおいては、セキセイインコ、カナリア、オウムなどの鳥の羽毛、糞中などのアレルゲンに感作し、その後摂食した鶏卵や鶏肉にアレルギー症状が出現する場合があり、Bird-egg syndrome(Bird-egg 症候群)と称されています。
Gal d 5 は卵白より卵黄に多く含まれています。
鶏卵アレルギー~Bird-egg syndrome のケース
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/3318

血清アルブミンは熱に不安定で、​血清アルブミンがアレルゲンである場合、十分に加熱すると症状出現しないこともあります。ハムスターの血清アルブミンに感作し馬肉摂食時にアレルギー症状が出現した例なども見られていますが、また情報をアップデートしていきたいと思います。

    {genreName}

      {topics}