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食物蛋白誘発性胃腸炎(FPIES)の合併状況例

2025.01.14

投稿者
クミタス

食物蛋白誘発性胃腸炎(FPIES)患児において他抗原の FPIES 合併頻度についての報告

2020 年 3 月から 2022 年 2 月に研究参加施設を外来受診した食物蛋白誘発性胃腸炎(FPIES)患児のうち保護者に書面での参加同意が得られた患者 235 人における鶏卵と小麦を原因抗原とする症例の他の抗原の合併頻度については、
鶏卵 食物蛋白誘発性胃腸炎(FPIES)症例のうち、鶏卵黄卵白の両方の摂取歴がある 112 例では、鶏卵黄のみの食物蛋白誘発性胃腸炎(FPIES)が 105 例(93.8%),鶏卵黄卵白合併 食物蛋白誘発性胃腸炎(FPIES)が 4 例(3.6%),鶏卵白の みの 食物蛋白誘発性胃腸炎(FPIES)が 3 例(2.7%)だった。
鶏卵 食物蛋白誘発性胃腸炎(FPIES)症例のうち、うずら卵黄卵白の摂取歴があるものは 14 例、そのうち 1 例が うずら卵黄 食物蛋白誘発性胃腸炎(FPIES) の合併を認め、うずら卵白へ反応を認めたものはいなかった。また,小麦 食物蛋白誘発性胃腸炎(FPIES)の 27 症例のうち,全例 が米では反応を認めず、大麦の摂取歴がある 6 例で全例が大麦では反応を認めず、オート麦の摂取歴がある 1 例でオート 麦 FPIES の合併を認めた。

出典・参照:梶田直樹 林大輔 明石真幸 立元千帆 石井とも 小池由美 堀向健太 木下美沙子濱畑裕子 西本創 崎原徹裕 新垣洋平 吉田幸一 東京都立小児総合医療センターアレルギー科,筑波メディカルセンター病院小児科,さいたま市立病院小児科,慶應義塾大学医学部小児科,あおぞら小児科,栃木医療センター小児科,長野県立こども病院アレルギー科,東京慈恵会医科大学葛飾医療センター小児科,さいたま市民医療センター小児科,ハートライフ病院小児科,那覇市立病院小児科 本邦における鶏卵FPIES,小麦 FPIES症例の臨床的交差反応/合併反応の検討:多施設共同症例集積研究

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