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小麦製品中のグロブリン含有量

2025.12.31

投稿者
クミタス

成人の小麦アレルギーに多い小麦依存性運動誘発アナフィラキシーの場合、摂取する小麦製品により発症リスクが異なるとの示唆も見られています。

小麦摂取後の症状誘発、特異的IgE 検査、皮膚プリックテスト (SPT) により小麦アレルギーと診断され、問診でパン摂取可能を確認した5例を対象に、.感作抗原は小麦粉の二次元電気泳動-westernblot (2D-WB) で確認、SPT 試薬と小麦製品中タンパク質組成は二次元電気泳動で確認。2D-WB の結果、5例全例共通の感作抗原はグロブリンであった。二次元電気泳動の結果、小麦製品中のグロブリン含有量はうどん、生ラーメン、パスタに比べ、食パンでは少ないことが確認された(出典・参照:青木祐治,鈴木加余子,二村恭子,野村昌代,久野千枝,慕書縁,佐藤奈由,中村政志,矢上晶子 藤田医科大学医学部先端アレルギー免疫共同研究講座 ホーユー(株)総合研究所 藤田医科大学医学部総合アレルギー科 藤田医科大学総合アレルギーセンター 成人小麦アレルギー症例における感作抗原の詳細解析によって小麦製品毎の摂取可否を予測できるか)。

製品によっても含有程度は異なりますが、他の報告も掲載していきたいと思います。

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