高度な酵素消化と膜ろ過により、牛乳タンパク質のアレルゲン性を低減させた高度加水分解乳 (extensively hydrolyzed formula)を使用した経口免疫療法についての報告は以下で掲載をしておりますが
高度加水分解乳による経口免疫療法
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4193
今回は、小麦グルテン加水分解物の経口投与による経口免疫寛容誘導能、小麦アレルギーモデルマウスに対する小麦グルテン加水分解物のアレルギー症状誘発、経皮感作の有無に関しての報告について掲載します。
食品用酵素を用いて小麦グルテン加水分解物を複数種調製し、マウスに10日間経口投与した。背部を除毛し皮膚炎症を誘発後、炎症部位にグリアジンとグルテニンを塗布して保持した。この経皮感作処置を隔週で3回実施後、血中グリアジンおよびグルテニン特異的IgE抗体価を測定した。また経皮感作を行った小麦アレルギーモデルマウスに小麦グルテン加水分解物を腹腔内投与し直腸温低下を測定。さらに小麦グルテン加水分解物を抗原とした経皮感作後、血中特異的IgE抗体価を測定して皮膚感作のリスクを評価した結果、酵素P,O,Nで処理したPDGを経口投与した群で特異的抗体の産生が抑制され、酵素P,O処理の小麦グルテン加水分解物を腹腔内投与した群で直腸温低下が軽減した。また、酵素P,O,N処理の小麦グルテン加水分解物は未処理グルテンと比較して皮膚塗布後の抗体産生量が有意に低値であった(出典・参照:青木風花,山田絢子,渡邊 憲,助川 慎,長谷川隆則日本ハム株式会社中央研究所 小麦グルテン加水分解物の経口免疫寛容誘導能と,症状誘発および経皮感作の有無の検討)。
上記では特定の小麦グルテン加水分解物は、酵素処理によりグルテンが低分子化することで、症状誘発リスクおよび皮膚感作を低減しつつ経口免疫寛容を誘導できる可能性を示唆しています。今後も低分子化、アレルゲン性低減、症状誘発性などについて掲載していきたいと思います。
アレルゲン性の低減可能性〜熱処理、酵素処理
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4491
羊毛加水分解ケラチンによるアレルギー
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/3886
おこめホットケーキミックス 200g
361kcal/100g当たり
7875
小池綾子
ホットケーキミックスで焼…