インド料理というと、カレーとナンを思い浮かべる方もいらっしゃるかと思いますが、ナンは主に北インド料理で、米も食べますがほかにチャパティやロティ―など小麦を主食としています。
日本でのインド料理店は北インド料理が主ですが、南インド料理は米を主食としており、酸味があるメニュー、ココナッツミルクや豆を使う料理が多い特徴があります。
南インドの中でも様々ですが、米をつかったメニューとしては以下があります。
ドーサ:米と豆でできたクレープ(写真の三角形のもの)
米とウラッド豆(レンズ豆の一種)でつくる生地を発酵しクレープを焼くように薄く片面焼きしたもので、薄く焼いている側はパリパリ、内側はもちもちし、酸味があります。
一緒にサンバル(タマリンドの酸味がきいたトゥール豆などと野菜のさっぱりしたスープカレー)とチャトニー(ココナッツチャツネ)が付くことが多いメニューです。
プレーンなタイプ以外に、ドーサの中に具を入れるタイプがあり、プレーンタイプは円錐状や筒状、円状に作られたりします。
ちなみに左側の丸いものは豆のおせんべいのアプラムになります(米粉が使用されることもあります)。
イドリ(イドゥリ):米粉と豆粉の蒸しパン(写真の中央下)
米とウラッド豆(レンズ豆の一種)、塩などが原料の生地を発酵し蒸したパンです。
朝食で食べられることの多い、かるかんのような食感もある蒸しパンです。
塩が練り込まれており、お店によっては塩辛く感じるものがあるかもしれません。
ドーサと同じく、一緒にサンバルとチャトニーが付くことが多いメニューです。
ワダ:米と豆のフライ
米、ウラッド豆(レンズ豆の一種)に香辛料、塩等で味付けして揚げたもの。
メドゥ・ワダは、ドーナツ状でふわふわした食感の揚げパンのようなものになります(一番上の写真内の中央上のドーナツ状のもの)。
マサラ・ワダは、ワダの原料に水に漬けたヒヨコ豆などを半分挽いて、半分は粗く挽き、玉ねぎやココナッツなども加えて2度揚げした揚げ物になります。
ウッタパム(ウタパム):具入りの焼き薄パン
ドーサの生地に野菜などの具を入れ焼いたもの。
チヂミに似ています。
プレーンドーサ、イドリ、メドゥ・ワダはもともと辛さがないものが多いのですが、香辛料はお好みで調整し、米粉アレンジメニューにも参考になるのではないでしょうか?
記事内の写真は「スパイスマジック カルカッタ 南口店」のメニューを使用しています(「チャンドラニさんちのインドカレー」を販売されている会社さんの営業するお店でもあります)。 https://www.kumitasu.com/contents/pr/636
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