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経口免疫療法と心理的負担

2024.09.09

投稿者
クミタス

食物アレルギーにおける経口免疫療法では、不安、心理的負担を感じることも少なくないところでもありますが、患児自身の思いは、治療継続にどのように影響するのでしょうか?
 
経口免疫療法中の小中学生66人に,自記式質問紙と半構造化面接による調査を実施。順調群と困難群(プロトコール順守率3割以下またはOIT中断中)に分け,アナフィラキシーや経口免疫療法に対する知識,意欲,不安感,嫌悪感,負担感を評価した結果、順調群(44人,年齢中央値9歳)では,困難群(22人,同10歳)と比較して,知識(97.8% vs. 77.3%,P<0.05)と意欲(93.2% vs. 63.6%,P<0.01)を持つ割合が有意に高かった.不安・嫌悪・負担感は両群で有意差を認めず,順調群でも40%以上の児に不安・嫌悪感があった、との結果報告も見られています。
 
出典・参照:舟木由乙世, 高里良宏, 北村勝誠, 松井照明, 杉浦至郎, 伊藤浩明 経口免疫療法に対する患児の思いが治療継続へ与える影響
 

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