プロテイン製品摂取後の症状出現については、今までも掲載しておりますが
プロテイン製品によるアレルギー、アナフィラキシー
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/2867
ソイプロテインによるアレルギー
https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/4320


プロテイン製品にはタンパク質が多く含まれていることからも、症状出現リスクがあります。プロテイン・タンパク質強化製品においては小児用、小児も摂取可能な飲料や食品を含めた製品も流通しており、小児用プロテイン製剤（乳タンパク質）によるアナフィラキシー例も見られています。

乳清タンパクを含むプロテイン飲料の誤飲あるいは接触により即時型反応を呈した牛乳アレルギーの乳幼児3例においては、3例ともプロテイン飲料が乳製品であることを保護者の方が認識していなかったとの示唆も見られており、プロテイン製品に含有のタンパク質が、何のタンパク質かを把握しておく必要性があるところでもあります。

海外で製造、販売されている一部のプロテイン製品、サプリメントなどの中には、アレルゲン表示漏れにより回収となる商品もあり、またプロテイン製品、タンパク質強化製品においては、乳タンパク質以外に卵タンパク質、大豆タンパク質、エンドウ豆タンパク質、玄米・米タンパク質などが原料である製品、また原料の一部として使用されている製品もありますので、摂取前に原材料表記の確認をいただくのが望ましいでしょう。
そして、プロテイン飲料に含まれる乳タンパク質量が牛乳の約6倍であった製品があるなど、プロテイン製品、タンパク質強化商品においては含有タンパク質量が多いことを踏まえ、摂取量を調整できるのが望ましいところです。