バラ科に属する梅によるアレルギーについて、梅干によるアレルギー例なども記載しておりますが
梅のアレルギーについて
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梅干や塩漬けにした梅、梅酒の梅、黒酢に漬けた梅などの梅加工品においても症状出現する場合があります。
・モモ、梅、グレープフルーツの摂食でアレルギー歴のある53歳女性にて黒酢に漬けた梅を摂食した直後から全身に膨疹が出現し、次いで呼吸困難、血圧低下した例
・梅酒の梅を2粒食べた際に眼周囲の痒みを自覚。自家製梅干しを作るにあたり、塩漬けして3日目の梅を1粒だけ味見したところ、10分ほどで眼瞼腫脹、呼吸困難感、体幹・四肢の紅斑が出現し、悪心、嘔吐もみられた例

今回は梅が使用されることのある食品例を掲載します。

梅が使用されることのある食品例

・梅干、カリカリ梅、干し梅、ねり梅/梅びしお、梅醤など
・ジャム、シロップ
・ゼリー、ジュレ
・果汁入り飲料、梅こぶ茶、梅茶など
・酢、酢飲料
・梅味味付け海苔、昆布菓子、茎わかめ菓子
・お茶漬けの素、ふりかけ、めんのかやく、混ぜ込みごはんの素
・梅おにぎり、おかゆ（梅がゆ）、雑炊、弁当
・のし梅、梅しぐれ、梅干豆/豆菓子、一部のようかんや葛切り、もなか、大福、かりんとうなど
梅酢パウダー、梅酢エキスパウダー、梅酢エキス調味料、梅しそ風味シーズニング、梅肉パウダー、梅干しパウダー、梅ピューレ、梅果汁、梅エキスなどが使用される
・米菓、せんべい、スナック菓子、魚スナック菓子、ポテトスナック、梅味蒟蒻菓子、のど飴、キャンディ、グミ、ガム、一部のチョコ菓子、アイス、氷菓、一部の杏仁豆腐など
練り梅、梅肉ペースト、梅肉、梅酢などが使用される
・カレー、ビーフシチュー、パスタソース、スープ、一部のミネストローネ、ザーサイ、漬物、佃煮、魚梅煮、梅ポン酢、焼きそばに添付のソース、焼肉のたれ、つゆ、一部のステーキソース、甘酢たれ、冷やし中華のたれ、ドレッシング、一部のマヨネーズ、めかぶ、梅ちりめん、桜花漬など
・梅酒、チューハイほか酒類
など。
菓子や調味料、料理の味付けなど様々な食品での使用機会がありますので、ご留意ください。